たまにはまじめに。


システム関係の仕事をしている。

プロジェクト構想時からメンバーに参画してきて、先般、すべてのカットオーバにいたった。
総ステップ数10M、総工費200億近い、有数の大規模な開発プロジェクトだった。


・・・・・・・・が、完了もつかの間、様々な問題が露見し、設計開発時以上の難問・課題が逆に山積した。ありがちだ。


たまには、まじめな議題もこの日記で取り上げつつ、愚痴りたい、と思い、「システム」というカテゴリを作った。


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多くの情報化プロジェクトでは、初期投資の計画値と実績値が大きく乖離する。予算オーバーだ。

一般に情報システム開発では、「222の法則」「2423の法則」があるといわれるが、本当にそのとおりになった。

  • 「222の法則」
    • 「一般に、システム開発プロジェクトでは、計画段階の2倍の費用・期間がかかり、計画した半分(1/2)の機能しか実装できない。」というやつだ。
  • 「2423の法則」
    • 「初期構想時のシステム規模と金額は2億円だったのに、要求分析フェーズで4億円規模に経費が膨らんだ。ベンダが追加費用の2億を請求するが、ユーザ側は当初計画の2億しか支払わないとゴネる。交渉(双方妥協)の結果、だいたい、3億の費用で妥結する。すると、ユーザーは費用が2→3億に増えたことになるので不満がを持ち、ベンダーは3億円で4億規模の仕事をさせられたと不満を持つ。」というやつだ。


こうしたことは、同じ仕事をしている友達からも度々よく聞かされる。みんな一様に同じ口調・同じ顔色で愚痴る。本当に不思議だ。


今年一年、こうした山積する関係者の鬱憤や雑務を整理する中で、この日記を通じて総括し、一体何が悪かったのか、検証していきたいと思う。


麻雀ばかりしているわけではない。たまには、まじめなビジネスマンだ。
(実は、これが一番言いたかった。)